整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの違いについて


整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーは、同じ整理整頓をすることを目的としている資格ですが一体何が違うのでしょうか。
どちらの資格もその目的は、家を片付けたり毎日の生活を暮らしやすくするために整理していくということです。

整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの違い

整理の考え方として、整理収納アドバイザーは比較的部屋の中にあるモノからどのように整理を行っていくかを考えます。
一方ライフオーガナイザーは部屋の中にいる人を通して整理について考えていきます。
さらに具体的な手法の違いとしては、整理収納アドバイザーというのは部屋が片付かないのはどうしてかという所を分析していき、
その原因を一つ一つ解決していく手法をとります。
一方ライフオーガナイザーは部屋が片付かないという結果を重視し、
部屋の中にいる人が片付けたい気持ちになるにはどうしたらよいかという点に取り組んでいきます。

実際に整理収納アドバイザーたちは部屋を片付けられない人をサポートするときに、
部屋を綺麗にすることから家の人に教えて、その後どんな気持ちになるかを感じてもらいます。
部屋が散らかっていると思考も混乱しますし気持ちもイライラしてきます。
そのような中では、ますます部屋は片付いては行きません。
そこで整理収納アドバイザーはまず部屋を綺麗にする方法を教えて、その結果を家の人に感じてもらい、
いかに部屋を整理収納することが気持ちの良いことなのか、頭をスッキリさせることなのかを実感してもらうのです。
いわば成功体験をまず家の人に味わってもらいます。
一度成功体験を味わうと、繰り返し味わいたくなり、毎日の整理収納の習慣がついていくのです。

ライフオーガナイザーは片付けられない人をサポートするときに、
どうして片付けられないのか、なぜ部屋はいつも散らかってしまうのかを考えてもらいます。
これからどうしていきたいのかなどをきちんと本人に分析してもらうのです。
つまりまずはサポートする人の思考の中を整理するようにしていきます。
その後どのようにして部屋を整理整頓すれば良いのかを考え実践していくのです。

この二つを比べてみるとどちらの資格に良点があるというよりも、それぞれ整理に対する取り組み方が違うだけということが分かります。
人と対話をするのが好きだったり、心理学に興味があったりする人はライフオーガナイザーが適しているといえます。
整理収納を理論的に学んだり分析したい人は整理収納アドバイザーが適していると思います。
実際にはこの二つの資格を同時に取得して仕事をしている人たちが多いことも覚えておきましょう。


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